貧乏ブルース
1994年9月に発売された
桑田佳祐の2枚目のソロアルバム『孤独の太陽』
棺桶まで持っていきたい愛聴盤は
俺のソロがアコースティック系になった
きっかけの作品です。
貧乏ブルース
桑田佳祐
作詞・作曲:桑田佳祐
TOKIOの街行く若さの主張は隣に習えの全体社会
それは見事な涙ながらの巷の流行にゃ苔がむす
刺激という名の手堅い世界
誰もがおんなじ貧乏ブルース
生まれてこのかた強きを助けて 弱きをくじいた権力社会
他人が見てなきゃ異形たるもの 多勢に無勢でゴミかクズ
"国際的"とは鎖国の世界
お金で国買う貧乏ブルース
人は世につれ街につれ
無能な生命体
誰かに操られ
何かに縛られて
1 2 3 流れてく
そうだろ!?
ドル箱映画も不倫のドラマも演る役者変わらぬ芸能社会
小銭目当てで脱ぎたがる奴売り上げ本意で生きる奴
アートが理屈を越えない世界
文化じゃ食えない貧乏ブルース
酒は涙かドラッグか?
眠れぬ大都会
誰かに操られ
何かに縛られて
1 2 3 明日も行く
真面目に働きまともに収めりゃ手元に残らぬ自由主義社会
政治マフィアとやくざ坊主の 脱税や免税にゃ腹が立つ
闇にて潤う共産世界
稼げど家なき貧乏ブルース
全てのメッセージが細部までたまらなく心地良いのです。
勢いのあるサウンドだけど すごく丁寧に言葉を選んでいる。
ドル箱映画も不倫のドラマも演る役者変わらぬ芸能社会
小銭目当てで脱ぎたがる奴売り上げ本意で生きる奴
アートが理屈を越えない世界
文化じゃ食えない貧乏ブルース
特にこの12小節に込められたメッセージは
武者震いするほどの共感。
幼少期、少年期が歪んでた俺なので ジョンレノンや桑田佳祐の表現する
アイロニックな刺々しい知的な作品に
共感するんだと思います。
ちなみにこの曲のベースは
俺のソロバンドでおなじみの根岸孝旨です。
貧乏ブルースだー😆
このアルバムはよく聞きましたが、やはりアタシはサザンぽいJOURNEYが好きでした😆
JUNGAを初めて観た時に、一平さんから桑田さんを感じました♪
似てるんじゃなくて、クスッと笑えるエロな感じが(笑)
この曲はじめて知りました!
「真面目に働きまともに収めりゃ手元に残らぬ自由主義社会」
ラブソングだと他人事になりがちですが、こういう歌詞はモロ心に直撃します(笑)
歌詞と曲のギャップ。