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最終回「あるがままに」


癌治療日記「最終回」

牧師のように綴ります(笑)

2019年9月3日

約一年間の治療

最後の手術から一年の時を経て

今は心身ともにとても健康です。

なんなら人生で一番元気かもです。

毎日が刺激的でとても楽しく

寂しいこともあるけど

それぞれきっと人並みです。

大きな病気をしないと

気付けなかったことが沢山ありました。

俺は特に頭が悪いので

天空人がそれを教えるために

病気にしたんじゃないかと思うほど

色んなことを学びました。

例えば

俺にとって平凡な日など一日もなく

俺にとって当たり前の人など一人もいない

ということです。

気付いていますか?

朝、目覚めたとき

あなたの隣で眠る人

あなたが寝落ちした後に

あなたの部屋の電気を消す人

あなたがお酒を飲んで朝帰りした時

あなたを気にかけている人

あなたがめんどくさいと感じるくらい

あなたを心配して電話してくる人

あなたがめんどくさいと感じるから

心配だけど電話を我慢してる人

雨の日にあなたを駅まで迎えに来る人

あなたの洋服の乱れを

そっと直してくれる人

帰り際

あなたの背中にずっと手を振り続ける人

あなたの愚痴を

ずっとずっと聞いてくれる人

あなたの悲しみに寄り添って

優しく微笑んでくれる人

あなたにとってその人は

当たり前の人ではなく 特別な人ではないですか?

その人は

あなたが病気になった時

あなたに寄り添い

あなたの手を握りしめて

あなたのために泣いてくれます。

その風景と

その手の温もりが

あなたの生きた証です。

代わり映えのしない日も

退屈な日も

全て特別な日であるということを

感じとってください。

特別な毎日と

特別な人を

愛してください。

今、大きな病気の治療に取り組む人に

寄りそっている皆さまへ

治療に寄り添うことはとても大変です。

どうか共倒れにならないよう

自分の体と心にも気を使ってください。

本当に辛くて苦しい時は

どうか無理をすることなく

息抜きをしてください。

今、大腸癌治療で頑張っているあなたへ

今、大腸癌を告知され不安でいっぱいのあなたへ

今や大腸癌は不治の病ではありません。

ステージ4から生還した人も沢山います。

どんなことが病院で起ころうと

心を平静に保ち

先生や看護師さん

愛する人を信じて

ただただ様々な治療を正面から受け止め

ひとつひとつ乗り越えてください。

投げやりにならず

慢心せず

力まず

ただひたすら

あるがままに

ただひたすら

なるがままに

治療中に何度も何度も聞いた歌の歌詞をここに記し

このシリーズを終えたいと思います。

長きにわたり最後まで読んでいただき

本当にありがとうございました。

あなたの健康を心から願って。

2019.9.2

尾上一平

LET IT BE

苦しんで自分自身を見つめたときに 聖母マリアさまが僕のところに現れて 英知の言葉をかけてくださる あるがままに生きなさい

まわりが闇に包まれたとき その人は僕の目の前に立ち 英知の言葉をかけてくださる あるがままに と

あるがままに そのままでいい 流れるままに 身をゆだねればいい 英知の言葉をかけてくださる あるがままに生きなさい

世界中にいる心傷ついた人たちは みんなわかっているんだ いつか必ず答えが見つかる

今は堪え忍ぼう

たとえ今は離れ離れだったとしても 再び会える機会は訪れる

いつか必ず答えが見つかる

今は堪え忍ぼう

あるがままに

そのままでいい

流れるままに

身をゆだねればいい

英知の言葉をつぶやくんだ

あるがままに、と

夜の空が雲に覆われても 僕を照らす光はまだあるはずさ 明日まで輝き続けておくれ あるがままに

音楽が聴こえて目が覚めると 聖母マリアさまが僕のところに現れて

英知の言葉をかけてくださる

あるがままに生きなさい

あるがままに そのままでいい 流れるままに いつか必ず答えが見つかる そのままでいよう

あるがままに 自分らしく 身をゆだねればいい 英知の言葉をつぶやくんだ あるがままに、と

このシリーズのブログを 治療中に応援していただいた全ての方々と

​献身的に俺を支え続けてくれた彼女に捧げます。

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